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Australia wine いろいろ [Wine]

8月後半から仕事が忙しく、ブログの更新が滞りがちになってしまいました。それでもワインは結構やっていますよ〜♪

9月3日にオーストラリアワインの業界向け年次試飲会に出かけ、7日と14日はオーストラリアワイン公社主催の中級講座に参加しました。

まだまだ未知のワインとの出会いばかり。飽きる事がありません。

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業界向け年次試飲会 @セルリアンタワー渋谷

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7日は白ワインを勉強

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翌週の14日は赤を。

内容は順次アップしていきたいと思います。



Australia wine を選ぶ [Wine]

皆さん、どのよにワインを選ばれますか?

物色の時、まずエチケット(ラベル)をご覧になると思います。モダンなデザインを気に入られたり、美しい絵柄に魅せられたり、一目惚れのごとく直感的に選ぶのは、それなりに理にかなっていると思います。ただ、せっかくのワイン選び、ワインショップの方やレストランのソムリエさんとあれこれ会話を交わしながら選ぶのも楽しいものです。では何をきっかけに・・・?

以下、ご参考ください。

オーストラリアワインのエチケットは、アメリカなどのニューワールドワインと同じで至ってシンプル。特にこだわりがなければ、葡萄品種を見て、アルコール度数を確認するぐらいで良いかもしれません。でも、そこをもう一つ。生産地まで見ていただくと、世界が広がること間違いなしです。

エチケットを見る上で欠かせないのが生産地です。つまり、地理的呼称制度で認められている、リージョンを知るということ。一例を挙げれば、タスマニアやマーガレット・リヴァー(西オーストラリア州)などもそれ。リージョンは60以上あります。リージョンに認められる要件は、その地域が一年間に最低500トンの葡萄を生産し、かつ最低5ヘクタールある畑が、5カ所以上あること。

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上から、
CULLEN:ワイナリー名
MARGARET RIVER:リージョン
Pinot Noir:葡萄品種
2011:ヴィンテージ(収穫・生産年)
*このワイン、アルコール度数は裏ラベルに表記されていました

もともとオーストラリアに地理的呼称制度が導入されたのは、輸出にあたって国際法で守られるためでした。ワインがオーストラリアの重要輸出品目になったゆえなのですね。無論、今もその役目を果たしていますが、われわれ消費者にとってはそのワインを知る重要な手がかりです!

ワインショップやレストランでオーストラリアワインを見かけたら、エチケットに書かれているリージョンを確認し、販売員の方やソムリエさんに、その地域のワインにはどんな特徴があるか、ぜひ尋ねてみてください。もし、知らない地名であれば、それがどこかだけでも聞いてみてください。喜んで色々と教えてくれると思いますよ。めぼしいものが2、3本あれば、それぞれの特徴(個性)を聞いて好みのものを選んでみては。

もちろん、シャルドネがいい、あるいは今日はカベルネだ、などと葡萄品種から選ばれる方も多いと思います。ただ、リージョンを確認した上、その地域のその葡萄はどのような特徴があるかを知った上では、また楽しみが違うと思います。ちなみに、エチケットに、リージョン、ヴィンテージ、葡萄品種を明記するには、各々85%以上をクリアしなければならないと決められています。また、エチケットは常に正しく表示されているか専門機関に監視されており、これにより消費者は安心して購入することができます。

ちょっと知ると楽しいオーストラリアのワイン選び。

ぜひお試しください・・・



Australia wine 主要品種とブレンド [Wine]

いよいよ夏本番。

皆さん、お変わりないですか。私は行楽を前に夏風邪を引いてしまいました。おかげでワインの味もわかりません。クーラーの当たり過ぎにご注意を。

さて、またまたオーストラリアワインのお話。同地の主要品種(ぶどう品種)とブレンドについて、ちょいとまとめますのでご参考ください。

主要品種は、白は、シャルドネ、ピノ・グリ、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ヴィオニエが挙げられます。また、赤は、カベルネ・ソーヴィニヨン、グルナッシュ、メルロ、ピノ・ノワール、シラーズなど。

ブレンドは、カベルネとメルロ、ピノ・ノワールとシャルドネ(スパークリングワイン)、ソーヴィニヨン・ブランとセミヨン、シラーズとグルナッシュ、シラーズとヴィオニエの組み合わせなどがあります。

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私が輸入するPYRENEES RIDGE WINERYの畑

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タグ:ぶどう品種

閑話 [Wine]

週末、ぶらりエノテカのBARコーナーに立ち寄りました。その時間、来客も少なく店長も暇だったのでしょう。思わず話し込んでしまいました。そのお店は2年位前に路面店から大型商業施設内に引っ越して来ています。いわく、「路面に来るお客様はそこに来ること自体が目的。クルマで横付けしてド〜ンとケース買いするお客様も多かった。対して、このような所は買い物ついでに立寄る方がほとんどです。おのずと品揃えが変わってきます」

なるほど、店頭には1000円のワインが山積みになっていました。これにはエノテカらしからぬと内心、思わなくもなかったのですが、エノテカも商売です。量を売るのも大事。ワインラバーが増えればオッケーです。さらに・・「セミナーをやると8割は女性なんですよね。これをなんとかしたい。男性客を増やしたいんです。趣味とか、男性の方がのめり込むじゃないですか。今度、男性だけのセミナーを企画しようかと考えています」

店長は男性。商売とはいえ、確かに彼自身、どっぷりのめり込んでいる様子。聞くと(今では)ブルゴーニュしか買わないと言います。さて、彼の見解はともかく、女性率が高いのは事実。ただ、男性だけのセミナーというのはどうでしょう。何かモテたいがために、コソ練に励んでいるように見えやしないかな。料理教室とも違うし。確かに「スイーツ男子」というのはあるものの・・・。これだと「ワイン男子」?

私から店長にはカップルのためのセミナーを提案した次第です。



タグ:エノテカ

スクリューキャップの秘密 [Wine]

ワインのお話・・・

昨日、友人らと飲みに繰り出し、2件目でワイン居酒屋のようなお店に入りました。そこで3000円のワイン(ボトル)をオーダーしたのですが、そのワインはスクリューキャップだったのです。すると友人の一人が、「なんだスクリューか〜」と無性に残念がりました。確かに風味も味も普通のテーブルワイン。小売りであれば1000円を切るぐらいの感じ。とはいえ、飲む前からあのようにがっかりされては、いかに“スクリュー”=“安ワイン”と思われているかがわかります。

まだまだスクリューキャップは肩身が狭いようです。

さて、スクリューキャップの秘密とは・・・。少し大げさな物言いですが、スクリューにはコルク栓に無い明らかな長所があります。ワイン業界において、ここ数年、多くの生産者がコルク栓からスクリューに変えてきているのは周知の事実。オーストラリアワインであれば、7、8割はスクリューで造られていると思います。確かに1万円に届くような高級ワインはコルクが主流ですが、5,000円を切るようなものはほぼスクリュー。5千から7、8千のレンジでもスクリューはあります。

ワインが嗜好品である以上、コルクの抜栓が飲み手の気分を高揚させるのは間違いありません。それがジュースのようなキャップでは盛り上がらないのももっとも。しかし、情緒的なことをより、実質的な品質に気遣う生産者がスクリューを採用している現実をもっと知って欲しいと思います。

長所を挙げると、
・ ブショネがない(コルクに付いているバクテリアがワインの質を変えてしまうことが無い)
・キャップから空気が入ることによる酸化がない
・熟成速度が安定している(個体差が無い)

もちろん、開けやすく再栓しやすいですし、セラーでも瓶を立てて保管できるというメリットもあります。

シドニー近く、ハンター・バレーのセミヨンは長熟できることで知られています。いわゆる「ハンターセミヨン」は辛口の高級ワインで通っていますが、生産者は積極的にスクリューキャップを採用し、その特性を活かしたワイン造りをしているそうです。

聞くところによると、コルク栓の方が歳を取るのが早いのだとか・・。反面、スクリューのものを飲む時は、デカンタを使用したほいが良いという意見もあるようです。




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