Stinson Beachで日光浴(CA便り) [California]
『ピンチさんのハッピーホースマンシップ』で紹介した牧浦さんから早速カリフォルニア便りが届きました。ご覧ください。サンフランシスコ郊外に在住です。
【March 10, 2012】 Text & Photo by Chiaki Makiura
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3月に入ってから、日差しがうんと暖かく感じられるようになりました。まだまだ朝晩は冷えるし、風もひんやりとしていますが、日中なら気持ちよく日光浴ができます。先週末は雲ひとつない快晴で、気温も20度を超えたので、ハイキングに出かけました。
このMt. Tamalpais(タマルパイス山)の一角に、前回ご紹介したMuir Woods(ミュア・ウッズ)国立公園もあります。山道をドライブしていると、ハイキング用のトレイルの標示をよく見かけます。車を止めて自由にアクセスできるうえ、国立公園よりも空いているのでオススメです。
ハイキングの後は、太平洋に向かってドライブし、Stinson Beach(スティンソン・ビーチ)に行きました。風がひんやりしていたのですが、ビーチで寝そべっていると体がポカポカ。水着で日光浴をする人も多く、なかには海水浴を楽しむ人も! 見ていると温かそうだけど、足を浸すだけでも水はかなり冷たいのです。
タマルパイス山の果てにあるスティンソン・ビーチには、今では1号線でもアクセスできるという便利さですが、1800年代初頭は車道はなく、交通手段というとセーリングか乗馬、徒歩のみだったそうです。
【March 10, 2012】 Text & Photo by Chiaki Makiura
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3月に入ってから、日差しがうんと暖かく感じられるようになりました。まだまだ朝晩は冷えるし、風もひんやりとしていますが、日中なら気持ちよく日光浴ができます。先週末は雲ひとつない快晴で、気温も20度を超えたので、ハイキングに出かけました。
このMt. Tamalpais(タマルパイス山)の一角に、前回ご紹介したMuir Woods(ミュア・ウッズ)国立公園もあります。山道をドライブしていると、ハイキング用のトレイルの標示をよく見かけます。車を止めて自由にアクセスできるうえ、国立公園よりも空いているのでオススメです。
ハイキングの後は、太平洋に向かってドライブし、Stinson Beach(スティンソン・ビーチ)に行きました。風がひんやりしていたのですが、ビーチで寝そべっていると体がポカポカ。水着で日光浴をする人も多く、なかには海水浴を楽しむ人も! 見ていると温かそうだけど、足を浸すだけでも水はかなり冷たいのです。
タマルパイス山の果てにあるスティンソン・ビーチには、今では1号線でもアクセスできるという便利さですが、1800年代初頭は車道はなく、交通手段というとセーリングか乗馬、徒歩のみだったそうです。
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タグ:スティンソン・ビーチ
Muir Beach(CA便り) [California]
【December 10, 2011】 Text & Photo by Chiaki Makiura
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夕暮れ時のミュア・ビーチ。
サンフランシスコからゴールデンゲート・ブリッジを渡ったところにあるマリン・カウンティ(Marin County)には、Redwoodという杉の林がそびえ立つMuir Woods(ミュア・ウッズ)国立公園があります。ここは観光名所になっていて、週末ともなると観光客で賑わいます。
ゴールデンゲート・ブリッジ。向かって右がサンフランシスコ、左がマリン・カウンティ。
ミュア・ウッズ国立公園。樹齢何百年にもなる巨木の偉大さに圧倒されます。
その公園から太平洋を目指して山道をドライブすると、Muir Beach(ミュア・ビーチ)にたどり着きます。おすすめは夕暮れ時。海に沈む夕日はとても美しいです。
かつて訪れたアイルランドの渓谷を思わせる風景の中、ビーチまでドライブ。
引き潮の時は、ヒトデにも出会えます! 写真には1匹しか写っていませんが、数々の岩陰に何匹ものヒトデが張りついていました。きっと潮が満ちるのを待ちわびているのですね。
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夕暮れ時のミュア・ビーチ。
サンフランシスコからゴールデンゲート・ブリッジを渡ったところにあるマリン・カウンティ(Marin County)には、Redwoodという杉の林がそびえ立つMuir Woods(ミュア・ウッズ)国立公園があります。ここは観光名所になっていて、週末ともなると観光客で賑わいます。
ゴールデンゲート・ブリッジ。向かって右がサンフランシスコ、左がマリン・カウンティ。
ミュア・ウッズ国立公園。樹齢何百年にもなる巨木の偉大さに圧倒されます。
その公園から太平洋を目指して山道をドライブすると、Muir Beach(ミュア・ビーチ)にたどり着きます。おすすめは夕暮れ時。海に沈む夕日はとても美しいです。
かつて訪れたアイルランドの渓谷を思わせる風景の中、ビーチまでドライブ。
引き潮の時は、ヒトデにも出会えます! 写真には1匹しか写っていませんが、数々の岩陰に何匹ものヒトデが張りついていました。きっと潮が満ちるのを待ちわびているのですね。
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タグ:カリフォルニア
Point Richmond(CA便り) [California]
【October 9, 2011】 Text & Photo by Chiaki Makiura
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フロリダ州からカリフォルニア州に引越し、サンフランシスコで働き始めてから8ヶ月が経ちました。温暖で春から夏にかけては蒸し暑い日の続くフロリダに慣れたせいか、サンフランシスコでは寒くて寒くて、薄手のコートが手放せない日々が続いています。「夏でも寒い」とは聞いていたのですが、まさにその通り。サマードレスにサンダルなんていうガールズも街では見かけるけど、30代も半ばを過ぎた私はパンツと重ね着で寒さをしのんでいます。が、そのサンフランシスコでも、先週から少し夏気分が味わえています。ほぼ年間を通して寒すぎず暑すぎず、清涼な地中海性気候のサンフランシスコですが、9月から10月にはインディアンサマーが到来するそうで、内陸からの温風により気温が上昇。朝晩は冷えるけど、日中はポカポカ陽気が続いています。
さて、7月にはポイント・リッチモンド(Point Richmond)という、サンフランシスコ湾沿いにある小さな町に引っ越しました。湾の東側にある「イースト・ベイ」と呼ばれる地域にあり、三方を海に囲まれたサンフランシスコに比べると暖かい気候です。サンフランシスコでは曇天でも、家の近くは快晴という日がよくあります。
写真の左に見えるのがサンフランシスコ湾(橋の手前)とサンラファエル湾を隔てるリッチモンド・ブリッジで、その右手に見えるのがポイント・リッチモンドです。丘状の地形には、湾を望む素敵な家々が建ち並んでいます。
周りの影響を受けず孤立してきた町なのだそうで、所々に残る1900年代初期の建物と共にゆったりとした時間が流れています。レストランやカフェ、ホテル、ギャラリー、そしてスーパーマーケットなどが数軒あるだけの小さな町ですが、意外にも美味しいものにありつけますよ。
2000年まで就航していたサンフランシスコとポイント・リッチモンドを結ぶフェリー乗り場の跡地一帯は、Miller/Knox Regional Shorelineという州立公園になっています。道路を挟んだ内陸部には可愛らしい野生の花草やブラックベリーの生い茂る小山があり、頂上に立てばサンフランシスコまで見渡せるパノラマの絶景が広がります。
その小山で、野生の鹿の親子に出会いました!
あいにく、この日のサンフランシスコは霧の中に隠れていますが、晴れ渡った日にはダウンタウンの高層ビル群が見えます。手前に見えるのは、ヨットクラブです。
サンフランシスコ湾から立ちのぼる霧は、ベイエリアのキャラクターのひとつ。水温が冷たいので大気中に含まれている水蒸気が凝結するのだそうです。地平線上に留まる霧は、しばしば山や龍のように見えて幻想的です。
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フロリダ州からカリフォルニア州に引越し、サンフランシスコで働き始めてから8ヶ月が経ちました。温暖で春から夏にかけては蒸し暑い日の続くフロリダに慣れたせいか、サンフランシスコでは寒くて寒くて、薄手のコートが手放せない日々が続いています。「夏でも寒い」とは聞いていたのですが、まさにその通り。サマードレスにサンダルなんていうガールズも街では見かけるけど、30代も半ばを過ぎた私はパンツと重ね着で寒さをしのんでいます。が、そのサンフランシスコでも、先週から少し夏気分が味わえています。ほぼ年間を通して寒すぎず暑すぎず、清涼な地中海性気候のサンフランシスコですが、9月から10月にはインディアンサマーが到来するそうで、内陸からの温風により気温が上昇。朝晩は冷えるけど、日中はポカポカ陽気が続いています。
さて、7月にはポイント・リッチモンド(Point Richmond)という、サンフランシスコ湾沿いにある小さな町に引っ越しました。湾の東側にある「イースト・ベイ」と呼ばれる地域にあり、三方を海に囲まれたサンフランシスコに比べると暖かい気候です。サンフランシスコでは曇天でも、家の近くは快晴という日がよくあります。
写真の左に見えるのがサンフランシスコ湾(橋の手前)とサンラファエル湾を隔てるリッチモンド・ブリッジで、その右手に見えるのがポイント・リッチモンドです。丘状の地形には、湾を望む素敵な家々が建ち並んでいます。
周りの影響を受けず孤立してきた町なのだそうで、所々に残る1900年代初期の建物と共にゆったりとした時間が流れています。レストランやカフェ、ホテル、ギャラリー、そしてスーパーマーケットなどが数軒あるだけの小さな町ですが、意外にも美味しいものにありつけますよ。
2000年まで就航していたサンフランシスコとポイント・リッチモンドを結ぶフェリー乗り場の跡地一帯は、Miller/Knox Regional Shorelineという州立公園になっています。道路を挟んだ内陸部には可愛らしい野生の花草やブラックベリーの生い茂る小山があり、頂上に立てばサンフランシスコまで見渡せるパノラマの絶景が広がります。
その小山で、野生の鹿の親子に出会いました!
あいにく、この日のサンフランシスコは霧の中に隠れていますが、晴れ渡った日にはダウンタウンの高層ビル群が見えます。手前に見えるのは、ヨットクラブです。
サンフランシスコ湾から立ちのぼる霧は、ベイエリアのキャラクターのひとつ。水温が冷たいので大気中に含まれている水蒸気が凝結するのだそうです。地平線上に留まる霧は、しばしば山や龍のように見えて幻想的です。
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タグ:サンフランシスコ
Music for the Soul of Japan(CA便り) [California]
【May 14, 2011】 Text & Photo by Chiaki Makiura
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カリフォルニアで単身、新生活を始めてから早4ヶ月になります。フロリダから転居する際、住む場所だけは押さえておいたのですが、なにせ収入の当てがないし、友達もいない状況。でも、気持ちにゆとりが出てきた今となっては、あの時、あえてチャレンジングな道を選んで良かったと思えています。結婚している間はあまり意識したことがなかったのですが、一人で住むようになってから、アメリカ人の前夫に頼っていた部分もたくさんあったなぁと気づかされます。経済、社会保障面など、考えれば不安が尽きませんが、でも自分の計画や想像の範囲にはおさまらないのが人生。今ある過ぎゆく時間を大切に、未知を楽しみたいものです。
最近は、クラシック音楽にまつわる友人が人生に彩りを添えてくれています。日本公演で6年ほど前に知り合い、交友が続いているウィーン・フィルハーモニーのヴァイオリニストがいるのですが、その彼が2月末に20年ぶりに開かれたバークレー公演のために渡米。彼のお陰で、ベルリン・ドイツ交響楽団に所属していたドイツ人のヴァイオリ二スト、Karsten Windtさんと知り合い、音楽に触れる機会が多くなりました。
Karstenは現在、趣味のセーリングと音楽を軸にアメリカでビジネスを始めるべく、準備を進めています。交響楽団という組織から出てフリーのミュージシャンとなり、エキサイティングな人生を求めアメリカやドイツを行き来していたところ、まさに運命的に永住権を手にすることになったのだとか。
かつて演奏で幾度も来日し、仙台にも訪れたことから、ミュージシャンとして日本のために何かできないかと考え、先月11日、《Music for the Soul of Japan》という東日本大震災チャリティー・コンサートを行いました。会場は、バークレー市にある、バークレー・ピアノクラブ。1893年に発足した女性専用の会員クラブのクラブハウスで、現在はバークレー市指定の文化財となっています。
門構えがなんとも和風なピアノクラブのクラブハウス。建築家のWilliam L. Woollettの設計で1912年に建てられました。
友人のピアニスト、LaDeanさんとのデュオ。二人の演奏の様子は、YouTubeにて。
http://www.youtube.com/watch?v=8Nb7UFDszXk&feature=related
インターバルでは、Karstenの友人であり、趣味でコントラバスを嗜んでいらっしゃる野宮博さんが被災地の現状について語ってくださいました。お酒など特産品を消費することで、被災地を応援することもひとつだ、というお話が印象的でした。
実は、野宮さんがサンフランシスコ出張に際して、Karstenに何かオススメのコンサートはないかと尋ねたことがきっかけとなり、今回のチャリティー・コンサートの計画が急ピッチで進んだのだそうです。野宮さんの渡米に合わせて日取りを決めたので、告知は10日前。それでも当日は80人ほどの来場がありました。ふとした偶然あるいは必然で、想いが重なり合った時に、すんなりと物事が形になったり、広がったりするのは面白いですよね。
そういえば、アインシュタインがこんな言葉を残しています。
「人生には2通りの生き方がある。何一つ奇跡など起こらないかのように生きるか、すべてが奇跡であるかのように生きるか。」
後者のように生きたいものです。
“There are two ways to live your life - one is as though nothing is a miracle, the other is as though everything is a miracle.”
Albert Einstein
●お知らせ●
下記のKarsten Windt公式ウェブサイトより、ニュースレターの購読を申し込むと彼の主催する音楽イベント《Music at Home》の情報が入手できます。ぜひ、音楽イベントに合わせて、カリフォルニアにお越しくださいね。
http://www.musicpresentation.com
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カリフォルニアで単身、新生活を始めてから早4ヶ月になります。フロリダから転居する際、住む場所だけは押さえておいたのですが、なにせ収入の当てがないし、友達もいない状況。でも、気持ちにゆとりが出てきた今となっては、あの時、あえてチャレンジングな道を選んで良かったと思えています。結婚している間はあまり意識したことがなかったのですが、一人で住むようになってから、アメリカ人の前夫に頼っていた部分もたくさんあったなぁと気づかされます。経済、社会保障面など、考えれば不安が尽きませんが、でも自分の計画や想像の範囲にはおさまらないのが人生。今ある過ぎゆく時間を大切に、未知を楽しみたいものです。
最近は、クラシック音楽にまつわる友人が人生に彩りを添えてくれています。日本公演で6年ほど前に知り合い、交友が続いているウィーン・フィルハーモニーのヴァイオリニストがいるのですが、その彼が2月末に20年ぶりに開かれたバークレー公演のために渡米。彼のお陰で、ベルリン・ドイツ交響楽団に所属していたドイツ人のヴァイオリ二スト、Karsten Windtさんと知り合い、音楽に触れる機会が多くなりました。
Karstenは現在、趣味のセーリングと音楽を軸にアメリカでビジネスを始めるべく、準備を進めています。交響楽団という組織から出てフリーのミュージシャンとなり、エキサイティングな人生を求めアメリカやドイツを行き来していたところ、まさに運命的に永住権を手にすることになったのだとか。
かつて演奏で幾度も来日し、仙台にも訪れたことから、ミュージシャンとして日本のために何かできないかと考え、先月11日、《Music for the Soul of Japan》という東日本大震災チャリティー・コンサートを行いました。会場は、バークレー市にある、バークレー・ピアノクラブ。1893年に発足した女性専用の会員クラブのクラブハウスで、現在はバークレー市指定の文化財となっています。
門構えがなんとも和風なピアノクラブのクラブハウス。建築家のWilliam L. Woollettの設計で1912年に建てられました。
友人のピアニスト、LaDeanさんとのデュオ。二人の演奏の様子は、YouTubeにて。
http://www.youtube.com/watch?v=8Nb7UFDszXk&feature=related
インターバルでは、Karstenの友人であり、趣味でコントラバスを嗜んでいらっしゃる野宮博さんが被災地の現状について語ってくださいました。お酒など特産品を消費することで、被災地を応援することもひとつだ、というお話が印象的でした。
実は、野宮さんがサンフランシスコ出張に際して、Karstenに何かオススメのコンサートはないかと尋ねたことがきっかけとなり、今回のチャリティー・コンサートの計画が急ピッチで進んだのだそうです。野宮さんの渡米に合わせて日取りを決めたので、告知は10日前。それでも当日は80人ほどの来場がありました。ふとした偶然あるいは必然で、想いが重なり合った時に、すんなりと物事が形になったり、広がったりするのは面白いですよね。
そういえば、アインシュタインがこんな言葉を残しています。
「人生には2通りの生き方がある。何一つ奇跡など起こらないかのように生きるか、すべてが奇跡であるかのように生きるか。」
後者のように生きたいものです。
“There are two ways to live your life - one is as though nothing is a miracle, the other is as though everything is a miracle.”
Albert Einstein
●お知らせ●
下記のKarsten Windt公式ウェブサイトより、ニュースレターの購読を申し込むと彼の主催する音楽イベント《Music at Home》の情報が入手できます。ぜひ、音楽イベントに合わせて、カリフォルニアにお越しくださいね。
http://www.musicpresentation.com
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タグ:カリフォルニア