Point Richmond(CA便り) [California]
【October 9, 2011】 Text & Photo by Chiaki Makiura
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フロリダ州からカリフォルニア州に引越し、サンフランシスコで働き始めてから8ヶ月が経ちました。温暖で春から夏にかけては蒸し暑い日の続くフロリダに慣れたせいか、サンフランシスコでは寒くて寒くて、薄手のコートが手放せない日々が続いています。「夏でも寒い」とは聞いていたのですが、まさにその通り。サマードレスにサンダルなんていうガールズも街では見かけるけど、30代も半ばを過ぎた私はパンツと重ね着で寒さをしのんでいます。が、そのサンフランシスコでも、先週から少し夏気分が味わえています。ほぼ年間を通して寒すぎず暑すぎず、清涼な地中海性気候のサンフランシスコですが、9月から10月にはインディアンサマーが到来するそうで、内陸からの温風により気温が上昇。朝晩は冷えるけど、日中はポカポカ陽気が続いています。
さて、7月にはポイント・リッチモンド(Point Richmond)という、サンフランシスコ湾沿いにある小さな町に引っ越しました。湾の東側にある「イースト・ベイ」と呼ばれる地域にあり、三方を海に囲まれたサンフランシスコに比べると暖かい気候です。サンフランシスコでは曇天でも、家の近くは快晴という日がよくあります。
写真の左に見えるのがサンフランシスコ湾(橋の手前)とサンラファエル湾を隔てるリッチモンド・ブリッジで、その右手に見えるのがポイント・リッチモンドです。丘状の地形には、湾を望む素敵な家々が建ち並んでいます。
周りの影響を受けず孤立してきた町なのだそうで、所々に残る1900年代初期の建物と共にゆったりとした時間が流れています。レストランやカフェ、ホテル、ギャラリー、そしてスーパーマーケットなどが数軒あるだけの小さな町ですが、意外にも美味しいものにありつけますよ。
2000年まで就航していたサンフランシスコとポイント・リッチモンドを結ぶフェリー乗り場の跡地一帯は、Miller/Knox Regional Shorelineという州立公園になっています。道路を挟んだ内陸部には可愛らしい野生の花草やブラックベリーの生い茂る小山があり、頂上に立てばサンフランシスコまで見渡せるパノラマの絶景が広がります。
その小山で、野生の鹿の親子に出会いました!
あいにく、この日のサンフランシスコは霧の中に隠れていますが、晴れ渡った日にはダウンタウンの高層ビル群が見えます。手前に見えるのは、ヨットクラブです。
サンフランシスコ湾から立ちのぼる霧は、ベイエリアのキャラクターのひとつ。水温が冷たいので大気中に含まれている水蒸気が凝結するのだそうです。地平線上に留まる霧は、しばしば山や龍のように見えて幻想的です。
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フロリダ州からカリフォルニア州に引越し、サンフランシスコで働き始めてから8ヶ月が経ちました。温暖で春から夏にかけては蒸し暑い日の続くフロリダに慣れたせいか、サンフランシスコでは寒くて寒くて、薄手のコートが手放せない日々が続いています。「夏でも寒い」とは聞いていたのですが、まさにその通り。サマードレスにサンダルなんていうガールズも街では見かけるけど、30代も半ばを過ぎた私はパンツと重ね着で寒さをしのんでいます。が、そのサンフランシスコでも、先週から少し夏気分が味わえています。ほぼ年間を通して寒すぎず暑すぎず、清涼な地中海性気候のサンフランシスコですが、9月から10月にはインディアンサマーが到来するそうで、内陸からの温風により気温が上昇。朝晩は冷えるけど、日中はポカポカ陽気が続いています。
さて、7月にはポイント・リッチモンド(Point Richmond)という、サンフランシスコ湾沿いにある小さな町に引っ越しました。湾の東側にある「イースト・ベイ」と呼ばれる地域にあり、三方を海に囲まれたサンフランシスコに比べると暖かい気候です。サンフランシスコでは曇天でも、家の近くは快晴という日がよくあります。
写真の左に見えるのがサンフランシスコ湾(橋の手前)とサンラファエル湾を隔てるリッチモンド・ブリッジで、その右手に見えるのがポイント・リッチモンドです。丘状の地形には、湾を望む素敵な家々が建ち並んでいます。
周りの影響を受けず孤立してきた町なのだそうで、所々に残る1900年代初期の建物と共にゆったりとした時間が流れています。レストランやカフェ、ホテル、ギャラリー、そしてスーパーマーケットなどが数軒あるだけの小さな町ですが、意外にも美味しいものにありつけますよ。
2000年まで就航していたサンフランシスコとポイント・リッチモンドを結ぶフェリー乗り場の跡地一帯は、Miller/Knox Regional Shorelineという州立公園になっています。道路を挟んだ内陸部には可愛らしい野生の花草やブラックベリーの生い茂る小山があり、頂上に立てばサンフランシスコまで見渡せるパノラマの絶景が広がります。
その小山で、野生の鹿の親子に出会いました!
あいにく、この日のサンフランシスコは霧の中に隠れていますが、晴れ渡った日にはダウンタウンの高層ビル群が見えます。手前に見えるのは、ヨットクラブです。
サンフランシスコ湾から立ちのぼる霧は、ベイエリアのキャラクターのひとつ。水温が冷たいので大気中に含まれている水蒸気が凝結するのだそうです。地平線上に留まる霧は、しばしば山や龍のように見えて幻想的です。
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タグ:サンフランシスコ
2011-10-09 14:02
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