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ワインの保存 [Wine Column]

【September 29, 2012】Text by Mûre
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秋になり、これからワインも食事も美味しい季節がやってきました。 ついつい買いすぎてしまうワインの保存って困りますよね。 ワインセラーがあれば良いですが、そうでないと保管場所に困ります。

P9280301.JPG
VACUVIN

ワインに適した環境は、
・温度が13度前後で、湿度最低60%
・直射日光や紫外線が当たらない
・振動がない
・強い匂いがない

といった場所が理想なのですが、なかなか家庭では難しいと思います。 そこで、出来るだけこの環境に近い場所を探して、涼しく、急激な温度変化がなく、エアコンの使わない場所で新聞紙などで包み、寝かせて(*)保管すると ワインの劣化を抑えることが出来ます。
* ボトルを立てておくと、コルクが乾燥し隙間が出来て、酸素が瓶の中に入りやすくなる

1F の涼しい納戸などがお勧めです。

ワインは、温度が高い状態から急に低温になるとき、急激に酸化します。 また、高温になるとコルクが乾燥し、ワインが噴きこぼれ、空気がボトルの中に入ってしまいます。こうなるとワインは劣化してしまいます。 この場合は、寝かせておくとワインが噴きだしこぼれるので、立てておいたほうが良いでしょう。 この夏、数千円位の若いワインを30度前後の部屋で保管(6月から9月上旬)し、ワインの状態を観察しました。コルクの状態にも特に問題なく、ワインの噴きこぼしもなく、ワインの味わいにも大きく問題ありませんでした。

コルクが弱くなっている古いビンテージワインでなく、若いワインやスクリューキャップのワインなら、急激な温度変化がなければ夏でも保管出来ますね。

一度に飲みきれず残してしまったワインは、ワインの空気を抜く器具(VACUVIN)や不活 性ガス充填スプレー(Private Preserve)などを使い、新聞紙に包み、野菜室に保管すると良いです。 2、3日ワインが楽しめます。(古いビンテージワインは NG)

また、ハーフボトルやペットボトルなどの小さな容器に、ワインをいっぱいまで入れ、空気にふれる面積を出来るだけ小さくするのも良い方法です。これならワインが1本飲めなくても、ワインを気軽に開けられますね。一度お試しください。

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Mûre-san プロフィール:
元外資系航空会社のフライトアテンダント。2004年にソムリエの資格、2007年フードコーディネーターの資格を取得。東京都在住。ほかワインコラムは以下よりご覧ください。
http://www.kanon1101.com/2012/06/09/wine-glass/
http://bit.ly/Sk7JC8


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