A+オーストラリアワイン(3) 産地特性 [Wine]
産地特性をまとめました。ぜひご覧ください。
オーストラリアワインの地理的呼称は、大きく、1)ゾーン、2)リージョン、3)サブリージョンの3つに分かれます。その上で産地特性を知るには「リージョン」を覚える必要があります。それは、リージョンごとに異なる個性のワインが造られているから。例えば、オーストラリアワインの専門店で、“カベルネ・ソーヴィニオンを飲みたい”といえば、西オーストラリア州でマーガレット・リヴァーのものが勧められたりするかもしれません。これは、カベルネ・ソーヴィニオンの銘醸地が「マーガレット・リヴァー(リージョン)」ゆえで、産地×品種を知っていればこそなのです。
↑)丸が打たれている箇所がリージョン
リージョンの数は60以上。おおむね冷涼な南の地域に集中しており、さらに東西に分かれているのが見てとれます。ワイナリーのあるエリアには、東(右)からシドニー、メルボルン、アデレード、その反対、西(左)にパースといった都市があります。さらに右下にはタスマニアが。これらの地域で産地特性に合ったワイン、つまり、その地域の気候と土壌に合った葡萄品種からなるワインが造られています。産地と品種の組み合わせを覚えると楽しみが倍増するのは間違いなし。もちろん、60全部を知る必要はありません。2、3知っておくだけで良いと思います。さらに興味が湧いたら、その数を増やしてください。オーストラリアのワインは多様性に富み、知れば知るほど興味が尽きませんよ。
というわけで、代表的なリージョンをいくつかご紹介したいと思います。
まず南オーストラリア州の「バロッサ・バレー」。同地は“オーストラリアで最も有名な生産地”と形容されています。先にオーストラリアワインの歴史の中で、この地がフィロキセア(害虫)の被害を免れ、ヨーロッパの原木の根を持つ世界最古の葡萄の木が今も生き続けていると紹介しました。150年という古木のシラーズがあり、そのような古木からは信じられないぐらい奥行きと深みがあるワインができるといいます。バロッサはなだらかな丘が連なった土地で、窪地あり、森あり、牧草地ありと、地勢と土壌は変化に富みます。またドイツ系移民が多いことから、比較的冷涼な区画ではリースリングが植えられています。
さて、バロッサをご紹介したのはあのエノテカが同リージョンの代表的なワイナリー「グラント・バージ」を扱っているからです。実店舗で買えるのは良いですね。私も白、赤と購入してみました。ストウブ鍋の薫製料理をご紹介したときに(http://sunday-surfs.blog.so-net.ne.jp/2013-04-17)、合わせていただいたのが、同ワイナリーのシャルドネです。これは安価な早飲みタイプでしたが、十分に楽しめました。ご参考までにワイナリーを紹介しているエノテカのリンクを貼ります。
http://www.enoteca.co.jp/online-shop2/list.php?special=9G
実はエノテカの店員さん、棚のシラーズを勧める時に「バーベキューにぴったりですよ」って・・・
プロにこう言われてしまうようでは、オーストラリア政府による広報活動もまだまだと思わずにいられませんでした。
つづく
オーストラリアワインの地理的呼称は、大きく、1)ゾーン、2)リージョン、3)サブリージョンの3つに分かれます。その上で産地特性を知るには「リージョン」を覚える必要があります。それは、リージョンごとに異なる個性のワインが造られているから。例えば、オーストラリアワインの専門店で、“カベルネ・ソーヴィニオンを飲みたい”といえば、西オーストラリア州でマーガレット・リヴァーのものが勧められたりするかもしれません。これは、カベルネ・ソーヴィニオンの銘醸地が「マーガレット・リヴァー(リージョン)」ゆえで、産地×品種を知っていればこそなのです。
↑)丸が打たれている箇所がリージョン
リージョンの数は60以上。おおむね冷涼な南の地域に集中しており、さらに東西に分かれているのが見てとれます。ワイナリーのあるエリアには、東(右)からシドニー、メルボルン、アデレード、その反対、西(左)にパースといった都市があります。さらに右下にはタスマニアが。これらの地域で産地特性に合ったワイン、つまり、その地域の気候と土壌に合った葡萄品種からなるワインが造られています。産地と品種の組み合わせを覚えると楽しみが倍増するのは間違いなし。もちろん、60全部を知る必要はありません。2、3知っておくだけで良いと思います。さらに興味が湧いたら、その数を増やしてください。オーストラリアのワインは多様性に富み、知れば知るほど興味が尽きませんよ。
というわけで、代表的なリージョンをいくつかご紹介したいと思います。
まず南オーストラリア州の「バロッサ・バレー」。同地は“オーストラリアで最も有名な生産地”と形容されています。先にオーストラリアワインの歴史の中で、この地がフィロキセア(害虫)の被害を免れ、ヨーロッパの原木の根を持つ世界最古の葡萄の木が今も生き続けていると紹介しました。150年という古木のシラーズがあり、そのような古木からは信じられないぐらい奥行きと深みがあるワインができるといいます。バロッサはなだらかな丘が連なった土地で、窪地あり、森あり、牧草地ありと、地勢と土壌は変化に富みます。またドイツ系移民が多いことから、比較的冷涼な区画ではリースリングが植えられています。
さて、バロッサをご紹介したのはあのエノテカが同リージョンの代表的なワイナリー「グラント・バージ」を扱っているからです。実店舗で買えるのは良いですね。私も白、赤と購入してみました。ストウブ鍋の薫製料理をご紹介したときに(http://sunday-surfs.blog.so-net.ne.jp/2013-04-17)、合わせていただいたのが、同ワイナリーのシャルドネです。これは安価な早飲みタイプでしたが、十分に楽しめました。ご参考までにワイナリーを紹介しているエノテカのリンクを貼ります。
http://www.enoteca.co.jp/online-shop2/list.php?special=9G
実はエノテカの店員さん、棚のシラーズを勧める時に「バーベキューにぴったりですよ」って・・・
プロにこう言われてしまうようでは、オーストラリア政府による広報活動もまだまだと思わずにいられませんでした。
つづく
タグ:オーストラリアワイン バロッサ
2013-05-01 22:42
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