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A+ オーストラリアワイン(1) [Wine]

去る3月2日、ワインオーストラリア公社がアジア地域で展開する公認カリキュラム「A+ オーストラリアワイン・スクール 初級講座」を受講しました。その内容を備忘録代わりに記します。お付き合いください。

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さて、初級ゆえ今更と思うところもありましたが、基本的なことをしっかり抑えておいた方が良いと思い受講しました。世界共通のカリキュラムだそうです。1日限りの3時間のプログラムで、うち、最後の40分は試験に割り当てられています。この試験に合格(7割以上の正答)すると修了書がもらえる、少し嬉しいプログラムです。試験への参加は任意で、受けなくても受講証がもらえます。とはいえ、ほぼ全員が試験に臨んでいた様子。筆記だけですので、講義をしっかり聞いていれば難しいものではありませんでした。

オーストラリア政府はこのような教育プログラムを展開するなど、国外におけるファンの育成と、高品質ワインとしてブランドの確立に少なからず資本を投下しています。

会場は銀座のWSETワイン教室。講師は菊地千穂先生。

プログラムは次の通り:

・ オーストラリアにおけるワイン造りの歴史
・ オーストラリアワインの多様な産地特性を知る
・ オーストラリアワインの主要品種とブレンド
・ オーストラリアワインのラベルの見方
・ スクリューキャップの秘密
・ テイスティング6種

限られた時間で駆け足での講義でしたが、その分要点がよく掴めて分かりやすかったです。

上記のプログラムに沿ってまとめたいと思いますが、その前に現在のオーストラリアワインの概要を述べておきたいと思います。

2007年の数字といささか古いものの以下をご参考ください。

オーストラリアのワイン生産量は世界で第6位。輸出量は第4位。輸出先はイギリスが1位、日本は10位。アジアに限って見ると、日本は中国、香港、シンガポールに次ぐ第4位の輸出国です。

一方、日本の中で国別シェアを見ると、約6割がフランス、2割がイタリアで、オーストラリアは4%に過ぎません。ちなみにイギリスではオーストラリアワインのシェアが1位、アメリカでは2位、中国でも2位。このようにフランスワインへの信奉が厚い日本において、シェアを拡げるのが大きな課題といえそうです。

オーストラリアの国土はアメリカとほぼ同じ大きさ。東西に4000キロもあり、孤立した島で日本と同じく四方海に囲まれています。つまり冷涼な南の地方も海岸に面しており、それがワイン造りで大きなポイントになっているのですね。また、オーストラリア大陸は約5億年前には形成されており、古い地層があるのも特徴です。

つづく



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