ENOTECA × LOBMEYR(ロブマイヤー) [Wine]
去る日曜は銀座まで。エノテカさん主催による、ワイングラスの老舗「ロブマイヤー」のワイン会に参加してきました。
ロブマイヤーは1832年にオーストリア・ウィーンに創設され、1835年にはハプスブルク家の御用達(皇室御用達)となっています。そしてなお、手造りの伝統的な製法が受け継がれていると・・
ロブマイヤーのグラスは鉛を含まないカリ・クリスタルという素材で、硬質で壊れにくく、その上とても軽い。マイスターの手作りによる繊細で美しいプロポーションは素晴らしく、グラスの口当たりの柔らかさは一級品です。
バレリーナシリーズ:左から「ワイングラスⅢ」「ブルゴーニュ」「シャンパン チューリップB」。個人的には真ん中のブルゴーニュが好きです。
冒頭、日本総代理店の志村社長(株式会社ロシナンテ)から挨拶がありました。さすが、品の良い紳士です。なんでも現地でロブマイヤーの社長と意気投合して総代理店になったのだとか・・。熱弁を振るわれています。
そのお話の中で、ロブマイヤーのグラスは高価だが、長い目で見たら安いんだと力を込めて言われます。なぜなら、元々丈夫な上にグラスの縁が欠けても、修繕が利くからだと・・。江戸切り子の職人に直してもらうことが可能だそうです。これが鉛入りのクリスタルグラスだとそうはいきません。少しの衝撃で割れてしまうことも。なるほどな、と思いました。
ロブマイヤーのカリ・クリスタルガラスの制作では、かなりの高温でグラスの成形をする必要があるそうです。鉛入りのグラスの場合、そこまで高温で吹かないそうで、そこに匠の技が収斂されているんだなと。
面白いのは、手作りのため一点一点微妙に形状が異なることです。ゆえに、テイスティングなどで飲んだグラスをそのまま買って帰る客人も少なくないとか。
そしてワイン会ですから、グラスに勝るとも劣らないワインをいただきました。エノテカさんですから、抜かり無し!
まず、ルイ・ロデレールのクリスタル(2004Y)。これでもかってぐらい、注いでくれました。ありがとー
真ん中は白でシャサーニュ・モンラッシェ(ブラン・ガニャール/2009Y)、右は赤でシャトー・ドーザック(2005Y)です。
リキュールグラスのコレクションも大変なものです。
ロブマイヤーのサロンが南青山に新しくできたそうです。ぜひ興味のある方は行ってみてください。
ホームページリンク:
http://www.lobmeyr-salon.ecnet.jp/
タグ:クリスタルグラス
2012-04-16 21:54
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コメント(2)
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志村さん。実際も気取りがなく紳士。
ほんとうに素敵なかたなんですよ。
しかし、若い(笑)!
お元気そうな写真がみれてうれしかったです。
by ranko (2012-08-22 23:15)
ranko-san
コメントありがとうございます!!
滅多に書き込んでくれる方がいらっしゃらないので、今日まで気がつきませんでした。^^)'
志村さんは本当に楽しげで、聞いていてこちらも楽しくなりました。販売者のお人柄がいいと、その製品のファンになりますね。
サンデーサーファー
by サンデーサーファー (2012-08-24 17:02)