マントラ

一昨日、知人を介して知り合った大手企業（食品の老舗）の業務部長と一献傾けた。なんでも大卒の求人時には６０００人からの応募があるという。いろいろ鼻につく自慢話も多いが、なんか付き合えるのはこっちが真逆の暮らしをしているせいか。見た目もライフスタイルもまったくかすっていないのだから。

彼がM&A部門の部長をしているとき、自分がレストランを出したいと思い事業計画を見せたら、「これ、普通に会っていたら即座に破り捨てますよ」って。ここまで言われるとおかしいし、親近感もわく。

そんな彼いわく、翌日に会議を控えると一睡もできないという。社長、役員の並んだ会議だろうが、50〜60人の席で自分の発言に対して、どんな反論が来ても返せるようにシミュレーションするのだと・・・。

そして感心したのが彼のこの発言。

「最後はね、会社の社是の一説を唱えるんですよ」

それを言うとみなが黙るそうだ。何かあるとそこに話を戻すのだというから面白い。マントラか・・・

人にコーチングする職業柄、なるほどなと感心させられた。

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